カレンダー用紙の種類・選び方

「書き込みやすいカレンダーの用紙はどれ?」「写真がきれいに見える用紙を選びたい!」
このページでは、カレンダーに使われる用紙の種類・特徴をはじめ「どの用紙が、どんなカレンダーに適しているのか」を解説します。

【一覧】カレンダーに使われる用紙の種類

本文用紙・台紙を含め、カレンダーに使われる主な用紙は、以下のとおりになります。

主な用途 特徴 光沢の有無 書き込みやすさ
コート紙 本文 写真・ビジュアル重視
マット紙(マットコート紙) 本文 バランス型・万能 ×
上質紙 本文 書き込みやすい ×
アート紙 本文 高品質・高発色
ケント紙 本文 書き込みやすい・製図向け ×
クラフト紙 本文 ナチュラル・個性重視 ×
エンボス紙 本文・表紙 質感・装飾重視 種類による
板紙(ボール紙) 台紙 卓上スタンドの台紙 種類による

以下の段落から、それぞれの用紙の特徴・カレンダーへの適性を解説します。

コート紙

コート紙は、上質紙などをベースにした塗工紙(表面が塗料でコーティングされた用紙)です。
白色顔料と接着剤を混ぜた塗料をコーティングし、表面をなめらかに仕上げています。
つるつるとした光沢と高い発色力が特長で、カラー印刷に広く使われています。

カレンダーへの適性

色の再現性が高いため、風景写真や花の写真など、ビジュアルを主役にしたデザインに適しています。
一方で、水性ペン・油性ボールペンのインクが乾きにくく、鉛筆での書き込みも難しいため、スケジュールを書き込むカレンダーには不向きです。

マット紙(マットコート紙)

上質紙をベースにつや消し塗料をコーティングした用紙で、さらっとした質感が特徴です。
光の反射が少ないため紙面のちらつきが抑えられ、長時間見ても目が疲れにくくなっています。

カレンダーへの適性

コート紙と比較すると色味はやや沈みますが、写真やイラストも十分美しく仕上がります。
ボールペンや鉛筆での書き込みもできるので、「見た目と書き込みやすさを両立したい」という方におすすめです。

上質紙

化学パルプ100%で製造された、表面に塗工処理を施していない「非塗工紙」の代表格です。
表面に何もコーティングされていないので、コピー用紙やノートに近い、ナチュラルでざらっとした質感を持っています。

カレンダーへの適性

ボールペン・鉛筆のどちらでも書きやすく、インクの乾きも早いため、スケジュールを書き込むカレンダーに最適です。
一方で、塗工紙(コート紙・マットコート紙)と比べると色の再現性が低いため、写真や鮮やかな色の印刷には向きません。

アート紙

コート紙からさらにコーティングの量を増やし、より高いなめらかさと光沢感を実現した上位グレードの塗工紙です。
発色に優れるため、ポスター・美術書・雑誌の表紙など、高品質な印刷物に用いられます。
光沢を抑えたタイプは「マットポスト紙」とも呼ばれ、同系統の用紙として扱われます。

カレンダーへの適性

発色の鮮やかさ・高いディテールの再現性で、写真集のような観賞用カレンダーに適しています。
ただし、コート紙と同様に文字の書き込みには適さないため、スケジュール管理目的のカレンダーには不向きです。

ケント紙

主に化学パルプを原料とした、表面に塗工処理のない上質紙の一種です。
もともと製図用に開発された紙で、繊維が密に詰まっており、適度な厚さとハリのある質感が特徴です。

カレンダーへの適性

鉛筆・ボールペンでの書き込みに優れ、消しゴムをかけても毛羽立ちにくい性質を持っています。
白色度が高く、インクのにじみも少ないので、書き込みを前提とした実用的なカレンダーに向いています。

クラフト紙

漂白をしない、または漂白量を抑えることで、木材本来の茶色みを残したナチュラルな用紙です。
繊維の長いパルプを使用しているため、強度が高く破れにくいのが特徴です。

カレンダーへの適性

自然をイメージさせる温かい風合い・手触りから、素朴なデザインを好む方におすすめです。
また、製紙工程における環境への負荷が少ないため、SDGsや環境配慮をコンセプトに打ち出す企業の名入れカレンダーにも最適です。

エンボス紙

プレス加工によって、表面に凹凸(エンボス)をつけた紙の総称です。
立体感や風合いを表現できるのが特徴で、布目・砂目・格子など模様の種類は多種多様です。

カレンダーへの適性

視覚だけでなく立体的な手触りも楽しめるため、デザイン性や質感にこだわるカレンダーに適しています。
ただし、凹凸のある表面は細かい文字や写真の再現性に影響するため、本文よりも表紙・台紙に向いています。

板紙(ボール紙)

複数の紙層を貼り合わせた多層構造の厚紙の総称で、ボール紙とも呼ばれます。
印刷適性を高めるため表面(または両面)を白く加工したものや、中層に古紙パルプを用いたものなど、さまざまな種類があります。

カレンダーへの適性

その厚さと硬さから、卓上カレンダーのスタンド(台紙)などに用いられています。
特に黒ボール紙は、箔押しや白インキが映えるため、デザイン性を重視したい場合におすすめです。

カレンダーには、どの紙を選ぶべき?

カレンダーの用紙を選ぶときは、重視する目的や用途から検討しましょう。
選び方のポイントを表にまとめましたので、ぜひ活用してください。

重視する目的・用途 おすすめの用紙
写真・ビジュアルを美しく見せたい アート紙・コート紙
ビジュアルと書き込みやすさを両立したい マット紙(マットコート紙)
書き込みやすさを重視したい 上質紙・ケント紙
ナチュラル・エコな雰囲気を出したい クラフト紙
立体感・手触りを楽しみたい エンボス紙

迷った場合は、見た目と実用性のバランスが取れた「マットコート紙」を選ぶとよいでしょう。

用紙の名前の後ろにある「kg」とは?

「kg」は用紙の厚みの目安として使われる数値で、この数値が小さいと薄く、大きいほどその用紙は分厚くなります。
用紙名の後ろにある「kg」は、その用紙の原紙(四六判という規格サイズ)を1,000枚(=1連)重ねたときの重さを表しています。
この重さは「連量(れんりょう)」と呼ばれ、用紙の厚みを示す数値となります。

たとえば、「110kg」と「135kg」であれば、135kgの方が分厚いことを意味します。

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