六曜とは？カレンダーに書かれる理由や意味を解説 - 名入れカレンダー印刷.com

友引（ともびき、ゆういん）は、「勝負の決着がつかない」つまり「共に引き分ける」とされていましたが、現在では転じて「友を引き寄せる」の意味で捉えられる日です。
そのため、結婚式などの祝い事には大安に次いで縁起の良い日とされますが、「友を冥土に引き寄せる」として葬式などの弔事には不向きといわれます。
事実、友引の葬式を避ける人が多い影響で、友引に休業する葬儀場・火葬場は少なくありません。

一方で、故人との思い出に浸る場である通夜・法事は、「道連れにする」という考えが当てはまらないため、友引に行っても問題ありません。

また、友引は本来の意味である「共に引き分ける」「勝敗がつかない日」に由来して、「物事が長く続くことを願う日」や「トラブルなく終えられる日」といった前向きな解釈もあります。
このため、納車や引っ越し、商談・契約など、円満に進めたい予定にも適した日とされています。

なお、友引は時間帯によって吉凶が異なります。
午前中・夕方は吉ですが、午（うま）の刻（午前11時～午後1時）は凶とされているため、結婚式などは正午を避けて執り行うケースも見られます。

ちなみに、旧暦の2月1日・8月1日は必ず友引になるため、気になる方は旧暦カレンダーをチェックしてみましょう。

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先負（せんぶ、せんぷ、せんまけ、さきまけ）は、「先勝」の逆で「先んずれば負ける」の意味を持つ日です。
物事を急いだり勝負事は避け、ゆったりと平静に過ごすのが良い日とされます。

加えて、先負には「負」という漢字が含まれることから、訴訟や契約など勝負事では良い結果が得られないとされています。
特に、運を強く意識する宝くじの購入では、「負け」をイメージしてしまう先負を避ける人もいるようです。
一方で、競馬においては、先負の「負」の音読みである「フ」「ブ」「プ」を名前に含む馬を選ぶのがよいという予想も存在します。

また、先負は吉凶の時間帯も先勝とは逆になっており、午前中は凶、午後からは吉となります。
先負の午後はあくまで小吉レベルで、特段良い時間帯ではないので、無難に過ごすのがよいでしょう。

ちなみに、旧暦の3月1日・9月1日は必ず先負になるため、気になる方は旧暦カレンダーをチェックしてみましょう。

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仏滅（ぶつめつ）は、「物事が終わる・滅する」という意味があり、六曜の中で最も縁起が悪い日とされます。
時代によって「空亡」「虚亡」「物滅」「仏滅」と名前が変わっており、文字通り何事においても凶であるとされる日です。
そのため、仏滅において結婚式などの祝い事は避けられることが多く、結婚式場によっては料金の割引を行うケースもあるようです。

一方で、「物事が終わり、新しいスタートを切るのに最適」という前向きな解釈もあるため、縁切りや整理整頓、仏事に適した日ともいわれます。
なお、仏滅には「仏」の文字が含まれますが、六曜は中国発祥のため、インド発祥の仏教とは全く関係がありません。

ちなみに、旧暦の4月1日・10月1日は必ず仏滅になります。
気になる方は、旧暦カレンダーをチェックしてみましょう。

• 仏滅の読み方は「ぶつめつ」のみで、六曜の中で唯一読み方が一つだけの日です。

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大安（たいあん、だいあん）とは、「大いに安し」の意味があり、六曜の中で最も縁起の良い日とされています。
一日を通して運勢が良く、万事において吉とされる日ですので、結婚式や引っ越しなどの日取りに選ばれることが多いです。

また、開店・開業をはじめ自動車の登録日・納車日、登記、宝くじの購入、財布の購入・使い始めの日としても人気の六曜です。
「行事の日取りで迷ってしまう」という場合は、大安を選んでおけば間違いありません。

ちなみに、旧暦の5月1日・11月1日は必ず大安になります。
気になる方は旧暦カレンダーをチェックしてみましょう。

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赤口（しゃっこう、しゃっく、じゃっく、じゃっこう、せきぐち）は、仏滅の次に縁起が悪い日とされる日です。
午の刻（午前11時～午後1時）のみ吉、それ以外の時間帯は凶とされる日で、吉凶の時間帯は友引と逆になっています。
また、赤口は六曜の中でも読み方のバリエーションが多いのが特徴です。

赤口は、陰陽道において不吉な日とされる「赤舌日（しゃくぜつにち）」と「赤口日（しやくこうにち・しゃっこうにち）」が混ざって生まれた日とされています。
赤舌日・赤口日はそれぞれ「赤舌神」「赤口神」という神が司っており、その配下の鬼神が人々に害を与えるため、入籍・結婚式などの祝い事は大凶とされます。

また、赤口の「赤」の字は火や血を連想させるため、火や刃物の取り扱いに注意すべき日という意味もあります。
「赤」のイメージから、赤口の日は以下のようなイベントも不向きと考えられていますので、注意しましょう。

• お見舞い（怪我を連想）
• 引っ越し（火事を連想）
• 開店・開業（赤字を連想）
• 納車（怪我・事故を連想）

ちなみに、旧暦の6月1日・12月1日は必ず赤口となります。
気になる方は、旧暦カレンダーをチェックしてみましょう。

• 赤口は血や火を連想させるため「仏滅より縁起が悪い」という解釈もあります。

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結婚式におすすめの日は大安・友引、避けたい日は仏滅・赤口です。
大安は一日を通して吉日ですので、結婚式の日取りとして最も好まれています。
また、「友を引き寄せる」という意味の友引は、友人に幸せをお裾分けできるとして大安に次いで人気があります。
なお、友引は午の刻（午前11時～午後1時）が凶のため、午前10時以降に結婚式を挙げる場合は昼を過ぎてからが良いでしょう。

縁起が悪いとして避けられる傾向にある仏滅や赤口については、結婚式場によっては割引サービスを実施しています。
料金面や日程のメリットからあえて仏滅や赤口を選ぶ方もいますので、状況に応じて検討するとよいでしょう。

葬式で避けたい日は友引で、それ以外の日であればどれでも問題ありません。
友引は「友を冥土に引き寄せる」という考えがあるため、避けるべき日であるとされています。
そもそも友引の日は葬儀場・火葬場が休みであるケースが多いため、そこを考慮して日程調整を行いましょう。
なお、大安・仏滅は一日を通して縁起が良い日・悪い日とされますが、葬式においてはどちらも問題ない日です。

引っ越しにおすすめの日は大安、避けたい日は仏滅・赤口です。
大安の日は引っ越し業者が値上げをする傾向にあるため、料金を抑えるために仏滅・赤口を選ぶ方もいます。

また、引っ越しのお祝いを贈る日についても、六曜が意識されるケースがあります。
大安であれば一日を通して吉日のため問題ありませんが、先勝なら午前中、先負は午後、友引は午前または夕方にお祝いの品を送るのがよいでしょう。
一方で、仏滅・赤口は基本的にお祝い事に適さないとされるため、可能であればお祝いの品を送るのは避けるのが無難です。

開業・開店におすすめの日は大安、避けたい日は仏滅・赤口です。
開業・開店は経営者の人生において重要なタイミングのため、一日中縁起が良い大安が人気です。
赤口は基本的に厄日とされるうえ、「赤」の文字から「赤字」を連想させるとして避ける傾向があるようです。

友引は捉え方が二通りある

友引は凶の時間帯（午前11時～午後1時）があるものの、大安に次いで縁起が良い日として選ばれる傾向があります。
ただし、友引の「引き分ける」という本来の意味から「競合との勝負がつかない」というマイナスの捉え方をする場合もあります。
判断に迷う場合は、大安を選ぶとよいでしょう。

お見舞いにおすすめの日は大安・先負、避けたい日は友引・仏滅・赤口です。
病院は午前中に回診・検査を行うため、午後から吉となる先負はマナーの観点から見ても良い日です。
大安は一日を通して縁起が良いので、相手の体調を思いやって時間帯を選べるメリットもあります。

なお、友引は本来の「勝負の決着がつかない」の意味から「病気が長引く」という考えがあり、お見舞いには不向きな日とされます。
その他、仏滅は死を、赤口は「赤」の文字から血を連想させるため、友引と同様に避けるのがおすすめです。

六曜と宗教は無関係のため、神社へのお参りや法要、七五三、お墓参りなどは、どの日に行ってもOKです。
「仏滅」など仏教に関係するような言葉もありますが、これは当て字によるもので関連はありません。

商談・契約・勝負事におすすめの日は大安・先勝・先負・友引、避けたい日は仏滅・赤口です。
ビジネスにおける商談や契約は、会社の経営に関わる勝負事と捉えられるため、縁起を担ぐために六曜を意識するケースが多いようです。
そのため、相手の都合に応じて大安を選べば安心ですし、取引先や顧客が六曜を気にするタイプであれば、なおさら好印象になるでしょう。

大安の日が難しい場合は、以下の3つから時間帯を考慮して日取りを検討するのがおすすめです。

• 先勝：午前中が吉
• 先負：午後が吉
• 友引：午前・夕方が吉

六曜の中で最も縁起が悪い仏滅や、基本的に凶日とされる赤口は避けた方が無難です。

宝くじの購入におすすめの日は大安・友引・先勝・仏滅、避けたい日は先負・赤口です。
友引に宝くじを買う場合は、運勢が悪いとされる午の刻（午前11時～午後1時）を避け、午前・夕方を選ぶのがベストです。

先勝は名称に「勝」の字が含まれるため、宝くじのような勝ちにこだわりたい場合に最適です。
ただし、先勝は14時までが吉のため、この日に宝くじを買う場合は午前中に売り場へ向かうのがよいでしょう。

また、六曜の巡る順番において、仏滅は大安の前日にあたるため、宝くじファンの間では「運を先取りする日（大安イブ）」として知られます。
実際に仏滅に宝くじを購入して高額当選を果たした人もいますので、気になる方は日取りを意識してみましょう。

なかには、さらに縁起を担ぐために、六曜の良い日と一粒万倍日・天赦日などの開運日が重なる日を探す人もいます。

一粒万倍日（いちりゅうまんばいび）

何かを始めるのに最適とされる日。一粒の籾（もみ）が何倍にも成長して大きな利益をもたらす日を意味します。

天赦日（てんしゃにち・てんしゃび）

日本の暦の上で最も良いとされる日。年に数回の大開運日。天が万物の罪を赦す日とされます。

寅の日（とらのひ）

十二支の寅にあたる日で、吉日の中で最も金運に縁があるとされる日。金運招来日ともいわれます。

巳の日（みのひ）

芸術や財運を司る弁財天にゆかりのある吉日。金運アップのご利益があるとされます。

• 六曜と宝くじの当選確率に科学的な因果関係はなく、あくまで験担ぎや縁起を重視した考え方です。